子宮体がんの症状 初期は不正出血?腰、肺が痛い?末期症状は?

  • 作成:2016/06/23

子宮体がんの初期症状としては、性器からの不正出血があります。がんが転移すると、腰痛などの体の痛みがでる可能性があります。不正出血の特徴や末期症状も含めて、専門医師の監修記事で、わかりやすく解説します。

近藤恒正 監修
落合病院 副院長
近藤恒正 先生

この記事の目安時間は3分です

子宮体がんと不正出血が関係?
子宮体がんの症状 初期は不正出血?
子宮体がんで、腰痛や肺の痛みが起こる?
子宮体がんの末期症状 肺や腰の痛み以外は?

子宮体がんの症状 初期は不正出血?

がんの早期発見・早期治療が、患者さんのQOL(quality of life、生活の質)に貢献することがあります。そこで、重要になるのが、がんの症状を知っていることです。がんの症状、特に自覚症状を知っておくことで、より早い段階でがんを疑うことができ、結果として早期発見・早期治療を行うことができます。子宮体がんの場合も、早期発見・早期治療は非常に重要です。

子宮体がんの症状のうち、最も多くみられる症状は腟からの異常な出血です。異常な出血と一言で言っても、その起こり方には大きく分けて3種類あります。

1つ目は“閉経を終えた後の出血”です。閉経を迎えるまでは月経があるため、個人差はあるものの、腟からの出血が見られます。この出血は閉経を迎えると止まりますが、子宮体がんが存在すると、閉経後も出血が見られることがあります。

2つ目は“月経の時期以外の出血”です。女性には月経が起こる月経期があり、通常ならばその月経期に月経が起こります。しかし、子宮体がんが存在すると、月経期以外の時期であっても出血が見られることがあります。

最後の3つ目は“月経周期が不規則になる、月経時の出血量が多い”です。月経周期が短くなったり長くなったりといったように、月経周期が不規則になったり、月経時の出血量が多かったりといった異変が見られることもあります。以上3つのタイプの異常出血のうち、子宮体がんの場合には、1つ目の“閉経を終えた後の出血”というパターンが多いのです。

子宮体がんで、腰痛や肺の痛みが起こる?

子宮体がんがさらに進行していくと、様々な臓器に転移するため、転移した臓器による症状が現れます。もし、子宮体がんが腰の付近にある骨に転移すれば、患者さんは腰のあたりが痛いと訴えることがあります。また、がんが尿管を圧迫することで腎臓が腫れて水腎症になっているときにも、腰痛が出ることがあります。また、肺に転移すれば呼吸が苦しいと訴えることもあります。この2つはいずれも子宮体がんの転移を示唆する症状です。腟からの異常出血があって、腰が痛いといった症状があれば、子宮体がんが骨へ転移している可能性を否定できません。なるべく早く病院を受診し、検査結果を踏まえて治療へ進むことが望まれます。

子宮体がんの末期症状 肺や腰の痛み以外は?

子宮体がんの初期には、腟からの異常出血などの症状が現れます。よって、腟からの異常出血といった初期症状がある場合は早い段階で子宮体がんを探すことは可能です。しかし、腟からの異常出血が確認できない場合、あるいは初期症状があっても病院等を受診しなかった場合には、その後次第に子宮体がんは大きくなり、周りの臓器に浸潤(浸透すること)したり転移を起こしていきます。

子宮体がんが大きくなると、下腹部に痛みを感じることがあります。また、子宮の近くには膀胱や直腸が存在するため、子宮体がんが膀胱や直腸に浸透すると、頻繁に排尿したくなる(頻尿)、便が出にくくなるといった症状が現れることがあります。子宮体がんが脳に転移すれば、頭痛や吐き気が見られることあります。このように、子宮体がんは末期の段階になると、浸潤・転移する場所によって様々な症状を示します。


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子宮体がんの症状についてご紹介しました。子宮の周辺の症状に不安を感じている方や、疑問が解決されない場合は、医師に気軽に相談してみませんか?「病院に行くまでもない」と考えるような、ささいなことでも結構ですので、活用してください。

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